知っておきたい解体工事!近隣クレームの事例と対策

解体工事を行う時、近隣住民が不快に思ってしまうとクレームになってしまいます。
細心の注意を払っても、思ってもいないクレームを受けてしまうことがあります。
そこで解体工事の際に起きてしまうクレーム事例と対処法をまとめましたので参考になさってください。

解体工事中に起こりうるクレーム

解体工事中に起こる代表的なクレームを4つを対処法と共にご紹介します。

騒音、振動

まずは騒音と振動問題です。
解体工事は重機を使って作業を行うため、現場の近隣音が響いてしまい、これはどうしても防ぎにくいものです。 必ず養生シートで現場で囲い、細心の注意を怠らない作業を行わなければなりません。
養生シートは防音性の高い防音シートでなければなりません。
また、防音シートの張り方も解体業者が培ったノウハウを生かして最善の防音対策をしているという姿勢をしっかり見せる必要があります。

作業時間が守られない

作業時間が守られないとやはりクレームが上がってしまうことも多くあります。
事前に近隣挨拶で作業時間を明示してあることが多いのですが、この作業時間をオーバーしてしまうとクレームの対象になります。
早い時間からの作業や、通勤・通学時間のトラック出入りは時間内でもさけるなど配慮が必要です。
作業をお願いする業者が作業時間を守ってくれるように念を押したり、確約してくれるようなしっかりとした買いたい業者と提携することをお勧めします。

粉塵

粉塵などの問題についても考慮しなくてはなりません。
古くなってしまった建物を解体するときには、長時間かけて溜まってしまった埃が大量のため、付近に散乱させてしまうことがあります。
養生シートをしていても風向きによって最悪の事態が起こりえます。
散水によって防ぐ、近隣に駐車している車にシートをかぶせるなど対策を取る方法はありますので注意が必要です。

駐車マナー

解体工事現場近辺の道路事情によっては、トラックの出入りのためにどうしても近隣住宅の前に停めざるを得ないこともあります。
道路の使用許可申請を済ませてある前提であったとしても工事現場付近に警備員を配置するなどの対策は必要です。 事前挨拶はもちろんですが、近隣への配慮は丁寧に行ってしすぎることはないでしょう。

クレームへの対処

解体工事現場で受けるクレームは解体工事業者が受けることがほとんどです。
万一、物損があった場合は解体工事業者が損害を賠償することが多いようです。
ですが、その後の土地利用をするのは施工主なわけですから、丁寧な対応が必要になります。
起こりえるクレームは事前にリサーチし最小限にとどめることが大事で、そのためにも施工前からご近所様の理解を得られるように努めてくれる業者選びが大切です。