自宅の解体作業を自身で行おうと考えている方も中にはいらっしゃるでしょうか。 自宅の解体作業を自分でできるのか?という疑問ですが、 結論から言えばそれは可能です。 解体業者に依頼せずにすべて自分で作業をするということは事実上可能なのです。 もし重機を自前で持っていて、廃棄物の分別も可能であるなら比較的簡単なように思えます。 しかし、自信の手作業で解体するには気の遠くなるような時間と労力がかかるでしょう。 ハンマーを振りまわして一撃一撃手作業で住宅を破壊するのは生半可ではない作業です。 日々体に激痛に襲われながらの生活を強いられることが簡単に想像できますね。
自分で解体作業を行う時に必要なこと
実際に自分で解体する場合に必要なことを挙げてみましょう。
近隣への挨拶周り
挨拶状を作成してご近所様へご迷惑をおかけする旨をお伝えしましょう。 手作業であれば騒音や振動はそれほど起きないかもしれません。 しかし、ハンマーで壁を壊す作業であれば騒音を立てずに行うことは不可能でしょう。
役所へ届出各種
解体工事前、工事完了後には必要な届け出があります。
建設リサイクル法の届け出
着工7日前までに県知事あてに提出します。 こと細かい設計図・写真・工程表、廃材の分別方法の記載などが必要です。
アスベスト調査
アスベストを含む建材が使用されているかどうか調査をしなければなりません。 レベル2以上のアスベストが含まれていると判定された場合は、自分で解体することはあきらめて解体業者に任せたほうが無難です。
道路使用許可
一般道に工事で使用する車両を停車させる場合には警察署で道路使用許可を申請します。
建物滅失登記
解体完了1か月以内に届け出が義務付けらているのが建物滅失登記です。 法務局に登記されている建物を解体した場合には必ず必要な届け出です。
解体作業に必要な資格
解体作業を行うための資格は必要ありません。 ですが重機を使う場合は免許や資格が必要になります。 トラックの運転をする場合には該当する運転免許証が必要になります。
まとめ
自分で住宅を解体するとなると、時間と労力を掛ければ自分で解体することは可能ですが、かなりの重労働になることが簡単に想像できます。 解体業者に依頼すればすれなりの費用は掛かりますが、比較にならないくらい時間を短縮できます。 解体工事の見積もりと照らし合わせて、どちらのほうが得か比較してみてください。